チーム医療を進めていく中でトラブルになりやすいのが意見の相違です。医療の専門家が集まり連携をするのは、最善の医療を提供するという意味で重要なことですが、その中で意見をまとめるのはなかなか難しいものです。
医療は特に専門性が高いため、その職種に携わる一人ひとりがプライドを持っています。豊富な知識を蓄えてきた自負があるからこそ、自分が一番正しいと力強く意見を押し通す人が少なくありません。そのため、最善の医療を施すためには、それぞれが他の職種の人の意見を積極的に受け入れる姿勢が大切になってきます。そんな雰囲気を作るには、予めこうした指針について認識合わせをしておいた方がいいでしょう。